QSAT
_ 旧QSATプロジェクトは、QSAT-EOSプロジェクトに移管しました
最新情報はQSAT-EOS公式サイトをご覧ください。
_ コンテンツ
- 将来構想
_ QSATプロジェクト概要
- QSATとは2006年6月よりスタートした50kg級小型衛星の開発プロジェクトの名称で,「Kyushu Satellite」の略称です.
オーロラ帯磁化プラズマ観測衛星QSAT(Kyushu Satellite) は,九州大学,九州工業大学,福岡工業大学の3大学が共同で開発を進めている50kg級の小型人工衛星です. ミッション機器として,九州工業大学宇宙環境技術研究センターが開発しているプラズマプローブ,および九州大学宙空環境研究センターが開発を行っている磁力計を搭載し,地球極軌道におけるプラズマ環境の観測,衛星帯電状況の計測,磁場観測を行うことを主目的としています.衛星のバス機器を九州大学大学院工学研究院航空宇宙工学部門および福岡工業大学情報工学部の共同で開発しています.
_ QSATミッション概要
平成15年10月に故障した「みどり2号」に代表される宇宙機災害の要因となる衛星帯電現象をよりよく理解するために,特に衛星が帯電しやすいオーロラ帯に着目し,
- オーロラ帯を通過する衛星の帯電状況を観測すると同時に,オーロラ帯を通過する際の磁場及びプラズマ密度の変動も観測し,衛星帯電現象のメカニズムを解明すること,及び
- 九州大学宙空環境研究センターが地上に配置した磁場観測網を用いて予測しているオーロラ帯沿磁力線電流を上記の観測により検証すること,
を主目的としている.
加えて,
- 理学と工学を融合した教育研究活動の場を提供すること,
- 九州工業大学が開発中の衛星帯電解析ソフトウェア(MUSCAT)を検証すること,
- 民生品を用いた衛星バスシステムを開発し,宇宙で実証すること,及び
- 衛星開発において,九州大学,九州工業大学,福岡工業大学及び地域産業との 産学連携と宇宙産業の拠点形成を促進すること,
を副目的としている.
Last-modified: 2014-09-19 (Fri) 15:49:06 (1309d)